24/01/2026

IT企業がテレビに出る方法

IT企業がテレビに出る例は少ないです。一週間情報番組を見ても、ビジネスコーナー以外で目にすることはありません。ほとんどが、ビジネスコーナー。ということは、NHKやテレビ東京といった、ビジネス向けの番組を持っている局に限られしまいます。

わたしは、もともと富士通に努めていた為、IT企業様からPRの依頼を頂きます。しかし、テレビ番組の取材は非常に少なく、お客様に迷惑をかけ続けていました。

企業からPRの依頼があった場合、IT関連のメディア露出を希望される場合が多いです。そういった場合、ある程度専門的な内容になり、技術的な特徴をPRします。

ところが、3回やっても、4回やっても、いくらPRしても一向にメディアから反応がありません。理由をあれこれ調べました。

どうも、原因がありそうだと考えました。

そこで明確になったこと。IT専門の記者が少ないこと。おおよそ100名です。その中で、AI、クラウドなど分野ごとに専門家がいます。記者の絶対数が少ないため、取材される確率も低いのです。

全国には、社会部を中心に約七千人の記者がいます。人口の違いが結果に表れます。

結論は明快です。一般紙、情報番組、社会部向けにPRを仕掛ければ良いのです。

社会部に取材してもらうために、世の中事を軸にしてPRをつくることです。世の中事とは、社会の変化、社会の問題、バズっていることを指します。

このような世の中事を起点にして、その現場としてIT企業を取材してもらうのです。

こんな分析をしていたら、PRの依頼が舞い込みました。ネットワークカメラという、セキュリティ機器のPRです。

マーケティング担当の方と打合せをしてわかったこと。それは、水害の検知を数秒ででき、即時に現地居住者に通知できることでした。

線状降水帯、水害は、日本全国の関心事です。2025年9月現在で8回の線状降水帯が発生しました。線状降水帯が夜間に発生すると、住民の避難が送れます。また、自治体も河川域のどこで水害が起きているか、正確な把握が難しい。

アクシスコミュニケーションズという、世界初ネットワークカメラを開発した企業は、AIで水害状況を正確に検知し、該当地域のみに警報を発令する装置を販売しています。

すぐにプレスリリースを作って、メディアに配布しました。福岡市内のイベントにテレビ・新聞社を招待したところ、早速取材の依頼を受けました。

メディア取材に結び付いたのは、線状降水帯多発、水害という社会問題をテーマにできたからです。技術的な深堀はせず、あくまでも社会問題の解決のに焦点をあてることで、IT企業もメディア露出できることが判りました。

【最新AIカメラ】河川氾濫を察知→自動で判断して避難を呼びかけ 無人交番での活用を想定したシステムも 福岡でデモンストレーション(FBS福岡放送) - Yahoo!ニュース 人工知能=AIの技術を活用した、新たな水害対応システムのデモンストレーションが福岡市で行われました。映像を通じて河川氾濫の news.yahoo.co.jp